[2002/09/04更新]

Gnumeric



Gnumericは、GNOME Officeのスプレッドシートです。 KSpreadSheetやOpenOffice等のフリー系はもとより、ApplixやHancom等の商用系のスプレッドシートの中でも、MS Excelとの互換性や日本語対応度などにおいて、もっとも実用レベルに近づいているものの1つです。

MS Excel代替を指向する観点から見た、Gnumericの特徴はこんな感じです。


Plamo-3.0版パッチ

現在の安定最新版であるGnumeric-1.0.9では、主に日本語環境で用いる際に、まだいくつか問題が残っています。 これらを解決するために、Plamo Linux 3.0に収録予定のGnumericには、私の独自ハックの成果として、以下のローカルパッチを適用しました。 一部Ad-hocな解法も含まれていますが、これらのパッチを当てることで、ほぼ問題なく利用できるようになっています。

なお、日本語環境(LANG=ja)下においては、東風フォントがインストールされていて、gnome-printに登録されていることが前提となります。

一応、これらのパッチについては、bugzilla.gnome.orgの方にも報告する予定です。 中には、日本語環境以外でも共通するバグの修正とかもありますので、一部はそのうち取り込まれるかもしれません。

パッチ効用
opcode-fix ヘッダカスタマイズ時に、&[date:yyyy"年"m"月"d"日"]のように、日付のフォーマットを指定できるはずなのに、うまくいかなかったバグを修正
defaultfont 日本語環境下での各種デフォルトフォントを東風ゴシックにして、文字化けしないように修正
datefmt 日本語環境下での、ヘッダ書式のデフォルトの日付フォーマットを変更
excel-ja Excelファイル読み込み時、指定されたフォントが存在しない場合のみ別のフォントを試すように修正(現在、MSフォントが強制的に全て東風フォントになるなどされている)
excel-repl Excelファイル読み込み時、機種依存文字が使われていた場合に、代替文字列と置き換えるように修正
excel-cjk WindowsとGNU iconvのUNICODEマップが食い違っているため、日本語Excelで作成したファイル中の一部の文字が化けてしまう不具合を修正

パッチの使い方

Gnumericの詳細な作り方は割愛しますが、だいたい以下のものが必要になるようですので、あらかじめインストールしておいてください。

必要なツールがインストールされたら、以下の手順でパッチを適用してコンパイルしてください。

  1. Gnumeric-1.0.9のソースを展開したディレクトリに移って、上記パッチを順番に当てる
    # tar Ixf gnumeric-1.0.9.tar.bz2
    # cd gnumeric-1.0.9
    # cat …/gnumeric-1.0.9-opcode-fix.patch | patch -p1
    # cat …/gnumeric-1.0.9-defaultfont.patch | patch -p1
    # cat …/gnumeric-1.0.9-datefmt.patch | patch -p1
    # cat …/gnumeric-1.0.9-excel-ja.patch | patch -p1
    # cat …/gnumeric-1.0.9-excel-repl.patch | patch -p1
    # cat …/gnumeric-1.0.9-excel-cjk.patch | patch -p1
    
  2. コンパイルしてインストールする
    # ./configure --prefix=(GNOME prefix)
    # make
    # make install-strip
    

ここで紹介したパッチの他に、XIM変換文字列の表示位置調整用パッチも併せて適用しておくとよいでしょう。 このパッチは、gnumeric-0.76-xim.patchの名称で、RedHat等のSRPMから入手可能です。


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